昭和館は、平成11(1999)年3月の開館以来、これまでに696万人を超える皆様に来館していただいており、本年は戦後80年という節目の年を迎えることとなりました。
これも、ひとえに皆様方のご支援・ご協力の賜物であり、心より御礼申し上げます。
本年は、1月5日から2月末までの2カ月に渡り、資料交換及び体験コーナーの改修工事等ため常設展示室を休室させていただきますが、映像・音響室や図書館は通常どおり開館しており、1階の資料紹介コーナーや懐かしのニュースシアターもご覧いただくことができます。
その他にも特別企画展を春に「版画展」(仮称)(3月~5月)、夏に「ポスター展」(仮称)(7月~9月)の開催を予定しています。
更に、春の写真展「【第2期】石川光陽写真展 戦時下の東京」を3月から6月にかけて、また、夏・秋の写真展「【第3期】石川光陽写真展 終戦・復興する東京」を7月から12月にかけて開催する予定としています。
なお、巡回特別企画展は、5月に広島県(広島市)、9月に秋田県(秋田市)で開催する予定です。秋田県では「しょうけい館」・「平和祈念展示資料館」との3館同時企画を予定しています。また、「夏休み3館めぐりスタンプラリー」を始めとする3館連携事業も引き続き進めていきます。
今後とも、若い世代の皆様に昭和の戦争の記憶と戦中・戦後の様々な国民の労苦を継承していくため、各種資料の収集や展示の充実等に努め、更に魅力ある昭和館の運営に努力して参ります。
本年も皆様方のご来館を心からお待ちしております。
令和7年1月
昭和館
館長 伍藤 忠春