昭和館図書室では、高見のっぽさんの本を紹介しています。
昭和9年(1934)、京都市生まれ。
高見さんは太平洋戦争が激しくなった小学4年生の時に、一家で東京・向島から岐阜県に疎開し、終戦後に東京に戻ると芸の修行を始めました。41年(1966)からNHK教育テレビ(現・Eテレ)の番組「なにしてあそぼう」「できるかな」に出演し、一言も話さずに工作をする「ノッポさん」役で親しまれました。 本書で高見さんは、子どもの頃に住んでいた向島の喫茶店や甘味処から甘いものが消えた後に戦争が始まったことや、敗戦直後に戦時下と正反対の事を言う教師に唖然としたことなどを述べています。
『私の「戦後70年談話」』編/岩波書店編集部 出版者/岩波書店 出版年月/2015.07
(請求記号:210.76/I95 資料番号:000059863)
紹介期間:令和5年(2023)5月11日(木)~6月11日(日)