昭和館図書室では、那須田稔さんの本を紹介しています。
昭和6年(1931)、浜松市生まれ。
那須田さんは父親が南満洲鉄道に勤務していた為、6歳から15歳までハルビンで暮らし、終戦の翌年日本に引き揚げました。
昭和40年(1965)には『シラカバと少女』で日本児童文学者協会賞を受賞し、63年(1988)からの『忍者サノスケじいさん』シリーズは人気作となりました。
本書では、昭和20年(1945)8月9日、ハルビンの学校で陸軍教官からピストルを配られたことや、終戦後に助けてくれた中国の友人との思い出などが描かれています。
『子どもたちへ、今こそ伝える戦争』著/長新太 出版者/講談社 出版年月/2015.07
(請求記号:210.75/C52 資料番号:000059817)
紹介期間:令和5年(2023)7月14日(金)~8月13日(日)