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資料公開コーナー第94回「夢の超特急~東海道新幹線開業60周年~」

資料公開コーナー第94回「夢の超特急~東海道新幹線開業60周年~」

会期:令和6年10月1日(火)~12月27日(金)

会場:昭和館1階ロビー

入場料:無料

東海道新幹線は昭和39年(1964)10月1日に開業し、今年で60周年を迎えました。東京~新大阪間を約4時間で結ぶ「夢の超特急」は昭和34年4月に着工し、さまざまな苦労と努力によって約5年の歳月をかけて開業にこぎつけました。
戦後焼け野原となった日本は各地で建設ラッシュが続き、昭和31年の『経済白書』では「もはや戦後ではない」と言われた驚異的な復興を遂げていました。その後も経済成長が続き、人や物の往来が増大したため輸送の大動脈である東海道本線の輸送力がひっ迫していました。
そのため昭和32年頃から戦時中にとん挫していた「弾丸列車」計画を引き継ぎ、超高速運転で大量輸送ができる新幹線が計画されました。そして昭和34年5月に、昭和39年の夏季オリンピックが東京で開催されることが決定すると、東京オリンピック開催までに開業することが望まれました。
世界初の超高速運転となる新幹線は車両の開発から始まり、試作車両を使用したテスト走行などが専用区域で繰り返されました。そして線路工事では新たな用地買収や新丹那トンネルの掘削工事もあり、完成は開業間際になりました。東海道新幹線建設によって変化していく風景、そして待ちわびた人々の思いを感じていただけたら幸いです。

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展示関連資料

・4階 図書室では、展示に関連する図書資料をご紹介しています。詳細はこちら

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この機会に是非ご来館くださいませ。

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