昭和館図書室入口のガラスケースでは、映画「二十四の瞳」に関する資料を紹介しています。
昭和29年(1954)9月に映画「二十四の瞳」が公開されました。同27年に発表された壺井栄の同名小説を原作とし、木下惠介が監督・脚本を務めました。高峰秀子が演じる大石先生が十二人の生徒たちに出会い、戦争や貧困などの社会的情勢に翻弄されながらも生徒たちと向き合う姿が多くの人びとの共感を呼びました。
撮影は壺井の故郷・香川県小豆島で行われました。撮影の様子を取材した、当時の雑誌を中心に関連資料を紹介します。
★以下の資料をガラスケースで紹介しています。
「二十四の瞳」(実物見開き)
『キネマ旬報 第93号(昭和29年6月1日)』出版者/キネマ旬報社 出版年月/1954.06
(請求記号:778/Ki43/1954-6 資料番号:100012168)
小豆島で撮影を行っている木下惠介監督とキャスト。木下監督や主演の高峰秀子とともに生徒役の子どもたちの様子がうかがえる。
「二十四の瞳ロケ随行記 小豆島は大騒ぎ」(実物見開き)
『平凡 第10巻第7号(昭和29年7月)』出版者/凡人社 出版年月/1954.07
(請求記号:760/H51/10-7 資料番号:100022045)
小豆島での撮影に随行し取材した記事。高峰は生徒役の子どもを膝に抱きかかえたり、一緒に童謡を歌うなど親しくしていたと書かれている。
「二十四の瞳」(実物見開き)
『小豆島』編者/岩波書店 出版者/岩波書店 出版年月/1956.12
(請求記号:291/I95 資料番号:000041959)
映画の撮影を行った小豆島での人々のくらしを記録した写真集。海辺や学校の教室が被写体となっている。
★図書室内では関連資料を紹介しています。
『二十四の瞳』著/壺井栄 出版者/新潮社 出版年月/1957.09
(請求記号:913/Ts15 資料番号:000058173)
『キネマ旬報臨時増刊 第1262号(平成10年8月3日)』出版者/キネマ旬報社 出版年月/1998.08
(請求記号:778/Ki43/1998-8 資料番号:100032630)
★資料の詳細は以下をご覧ください。
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