昭和館図書室では、井黒キヨミさんの本を紹介しています。
大正15年(1926)、長崎市生まれ。
井黒さんは19歳だった昭和20年(1945)8月9日、爆心地から3.2キロ離れた病院で看護婦見習いとして働いていたときに被爆しました。
80代になってから証言活動を始め、政府の非核特使に選ばれ、海外での被爆証言も行いました。
本書では、原爆投下後の救護所の様子や、水を求める患者たちの声が井黒さんの心の奥に焼きついていることなどが記されています。
『被爆者230人の証言』出版者/長崎原爆被災者協議会 出版年月/2001.03
(請求記号:916/N21 資料番号:000052857)
紹介期間:令和5年(2023)11月29日(水)~12月24日(日)