昭和館図書室入口のガラスケースでは、特別企画展「昭和を駆け抜けた超特急~燕、そして新幹線へ~」にあわせ、「戦後復興への希望をのせて 特急列車の復活」をテーマに資料を紹介しています。
昭和24年(1949)9月、戦時中に廃止された特急列車が「へいわ」の愛称で復活し、東京~大阪間で運転が開始されました。公募により、翌25年(1950)1月1日、「へいわ」は戦前に活躍した特急列車の愛称である「つばめ」に改称されます。同年9月には姉妹列車「はと」が登場し、特急「つばめ」「はと」は東海道線の花形列車として好評を博しました。
特急列車の復活は、戦後復興を象徴する出来事として人々に希望を与え、生活に活気をもたらしました。
★以下の資料をガラスケースで紹介しています。
『幼稚園ブック 第7巻第10号(昭和30年9月)』出版者/学習研究社 出版年月/1955.09
(請求記号:376.1/Y72/7-10 資料番号:160006379)
C62形蒸気機関車にけん引される特急列車「つばめ」。
昭和31年(1956)11月に東海道本線が全線電化されるまで、電気機関車と蒸気機関車が交代でけん引しながら走行した。
『科学グラフ 第32号(昭和25年12月)』出版者/大日本図書 出版年月/1950.12
(請求記号:051/Ka16/32 資料番号:160006359)
特急列車に連結された食堂車や展望車、2等客車の内部が写真で紹介されている。
『時刻表 第26巻第10号 = 第296号(昭和25年10月)』出版者/日本交通公社出版事業局 出版年月/1950.10
(請求記号:686/J51/26-10 資料番号:100018743)
列車や連結される客車の種別が記号で表記されている。
ダイヤ改正により、特急つばめの東京~大阪間の運行時間が9時間から戦前の水準である8時間に短縮された。
★図書室内では関連資料を紹介しています。
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