昭和館図書室では、山科和子さんの関連本を紹介しています。
大正11年(1922)、佐賀県生まれ。
山科さんは23歳の時に、爆心地から約2キロの長崎市浜町の勤務先で被爆しました。実家にいた両親は黒こげの死体で発見され、弟妹は行方不明となり、山科さんはただ一人残されました。
以後、生きのこった被爆者の使命を果たそうと、国内外で体験を語り続けました。
本書には、山科さんの略史や家族の遺品写真とともに、被爆者の魂の叫びを聞いてほしいという山科さんの思いが綴られています。
『ヒロシマ・ナガサキの証言 第21号(昭和62年7月)』出版者/広島・長崎の証言の会 出版年月/1987.07
(請求記号:369.37/H73/21 資料番号:100028273)
紹介期間:令和6年(2024)3月19日(火)~4月28日(日)