昭和館図書室入口のガラスケースでは、「建物疎開ってなあに?」をテーマに資料を紹介しています。
学童疎開のことは知っていても、建物疎開のことは知らない方も多いのではないでしょうか。太平洋戦争下、空襲による火災の拡大を防ぐために、住宅などを強制的に壊し、空地にした政策です。昭和19年(1944)当時の雑誌では、一刻も早く疎開するように呼び掛けており、緊迫感が漂っています。また図書室内移動式書架にて、さまざまな疎開(建物疎開、学童疎開、保育園疎開、美術品疎開などを含む)についての関連図書の展示を行います。
★以下の資料をガラスケースで紹介しています。
『アサヒグラフ 昭和19年2月23日 = 第42巻第7号』出版者/朝日新聞社 出版年月/1944.02
(請求記号:051/A82/1944-2 資料番号:100010888)
渋谷駅前の疎開地区住民は一斉に引越しを開始。大阪では疎開者の荷物を機帆船に積んで発送。
『写真週報 第311号(昭和19年3月1日)』出版者/内閣印刷局 出版年月/1944.03
(請求記号:051/Sh13/311 資料番号:100019433)
「疎開しない街」東京の防空緑地計画図と、「疎開した街」ベルリンを比べ、東京は施設が集中している為、一弾で周囲が延焼してしまうの、「一刻も早く疎開しよう」と書かれている。
★図書室内では関連資料を紹介しています。
『立川の建物疎開の記録』著者/立川市教育委員会 出版者/立川市教育委員会 出版年月/1996.03
(請求記号:213.6/Ta14/1 資料番号:000040779)
『別冊一億人の昭和史 1977年9月』出版者/毎日新聞社 出版年月/1977.09
(請求記号:210.7/B39/1977-9 資料番号:160000515)
★その他関連資料の詳細は以下をご覧ください。
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