昭和館図書室入口のガラスケースでは、「プラネタリウムがやってきた!」をテーマに資料を紹介しています。
大正12年(1923)、ドイツのカール・ツァイス社でプラネタリウムが開発されました。去年は開発100周年だったので、新聞でも特集記事がみられました。
日本に設置される前から科学雑誌で取り上げられることもありましたが、昭和12年(1937)大阪に、続けて昭和13年(1938)東京に「カールツァイスⅡ型」という機種が設置され、昭和10年代前半のうちに国内で2台が稼働することになりました。
国産プラネタリウムが完成したのは、戦後の昭和33年(1958)になってからです。現在では世界4大メーカーのうち3社が日本企業で、設置施設が400館もあるプラネタリウム大国となりました。
紹介期間:令和6年(2024)9月1日(日)~10月31日(木)
★以下の資料をガラスケースで紹介しています。
『アサヒグラフ 第28巻第12号(昭和12年3月)』出版者/朝日新聞社 出版年月/1937.03
(請求記号:051/A82/1937-3 資料番号:100038508)
『科学知識 第18巻第11号(昭和13年10月)』出版者/科学知識普及会 出版年月/1938.11
(請求記号:405/Ka16/18-11 資料番号:100008735)