昭和館図書室では、森田拳次さんの関連本を紹介しています。
昭和14年(1939)東京都生まれ。
昭和17年(1942)、3歳の時に両親とともに満洲の奉天(現・中華人民共和国瀋陽市)に渡り、幼少期を過ごしました。地元の子どもたちとも親しくなり、一緒に遊びに出かけたそうです。
本書では、昭和20年(1945)8月15日に玉音放送を聞く大人たちの反応を見て日本が戦争に負けたと気がついたことや、7歳で舞鶴港に引揚げるまでの労苦について書かれています。
戦後は高校在学中に漫画家としてデビューし、「ロボタン」などのギャグ漫画を発表。また、引揚げ体験者として戦争体験を語り継ぐ活動に力を注いでいました。
紹介期間:令和7年(2025)1月7日(火)~2月9日(日)