昭和館

資料公開コーナー

第53回【資料公開コーナー】アメリカ人映像プロデューサーが見た日本~昭和10年~

平成26年11月5日(水)~12月27日(土)

アメリカ人ジュリアン・ブライアン(1899-1974)は第二次世界大戦前後の世界各地を記録したドキュメンタリー映像プロデューサーであり、戦地で起こっているありのままの状況をアメリカ国内で広く紹介し、戦争の悲惨な現状をアメリカ国民に強く訴えたことで知られています。

彼は昭和10年(1935)9月中旬から約6週間にわたって日本に滞在し、国内各地の様子を写真と動画におさめました。彼のおさめた日本人のありのままの姿の映像は、特に各地の産業の様子や国民の普段の生活ぶりに着目して制作されており、帰国後アメリカで公開されて大きな反響を得ました。

これらの資料は戦前の、比較的平穏な国内の様子を垣間見ることができる貴重なものです。今回はブライアンの眼に映った日本の様子を、写真と動画で紹介します。

(上)日本人と談笑するジュリアン・ブライアン(撮影地不詳)
(下)川下りの様子を撮影するジュリアン・ブライアン(撮影地不詳)

展示内容

(1)額入りで展示

  1. 東大寺を訪れた子どもたち(奈良県奈良市)
  2. 稲の収穫(岡山県岡山市)
  3. 糸をつむぐ女性(撮影地不詳)
  4. 大丸心斎橋店で買い物をする人びと(大阪府大阪市)
  5. 大阪毎日新聞社での仕事風景(大阪府大阪市)
  6. ダットサンの生産風景(神奈川県横浜市 日産ダットサン工場)
  7. 花園小学校の運動会(東京市四谷区 現・東京都新宿区)
  8. 運動会を見学する人びと(東京市四谷区 現・東京都新宿区)

(2)ジュリアン・ブライアン撮影動画上映

  1. 大丸心斎橋店内の風景(大阪府大阪市)(3分40秒)    
  2. 日産ダットサン工場の風景(神奈川県横浜市)(4分50秒)
  3. 花園小学校の運動会(東京市四谷区 現・東京都新宿区)(3分10秒)
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