第63回【資料公開コーナー】母の思い、子どものあこがれ~戦後雑誌にみる子どものファッション~
平成28年11月15日(火)~平成29年4月2日(日)
戦時中は、思うようにおしゃれを楽しむことができない時代でした。戦争が終わると、戦争一色だったくらしから開放され、母親たちは物不足の生活の中で工夫をこらしながら子どもたちの幸せのために洋服作りを始めました。現在、放映中のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」でもこうした戦中・戦後を生き抜いた人びとのくらしが描かれています。
戦後の婦人雑誌では、洋服のカタログや型紙を多く目にします。当時は既製品を買うのではなく、手作りする事が当たり前の時代でした。その中でも色とりどりの子ども服は、誌面を見ているだけで心躍るようです。
今回は、図書室で所蔵する子ども服のカタログが掲載されている婦人雑誌や少女雑誌などをご紹介します。
『婦人倶楽部』第31巻第4号 附録
デザイン・田中千代、絵・原雅夫(昭和25年4月)
大日本雄弁会講談社
展示内容
【1】壁面展示
- 『スタイル集 第一集』(昭和22年4月)
- 『婦人生活』第2巻第11号 附録(昭和23年11月)
- 『婦人倶楽部』第31巻第4号 附録(昭和25年4月)
- 『婦人倶楽部』第31巻第14号 付録(昭和25年12月)
- 『婦人生活』第4巻第12号 附録(昭和25年12月)
- 『少女』第7巻第11号(昭和26年10月)、『少女』第8巻第4号(昭和27年4月)
- 5階所蔵写真 「縁側の母子 静岡県熱海市 昭和25年(1950)」マッカーサー記念館提供
ディミトリー・ボリア撮影
- 写真「ファミリアの4人の創業者」(提供:株式会社ファミリア)
写真「創業当時(昭和25年)に販売されたベビー服」(提供:株式会社ファミリア)
【2】ケース展示
- 『子供服全集』(昭和21年7月)
- 『婦人生活』第3巻第4号 附録(昭和24年4月)
- 『婦人生活』第4巻第12号 附録(昭和25年12月)
- 『それいゆ』臨時増刊(昭和26年7月)
- 『婦人生活』第6巻第12号 附録(昭和27年12月)
- 『少女』第10巻第11号(昭和29年10月)
- 『少女』第12巻第4号(昭和31年4月)