第67回【資料公開コーナー】詩と挿絵でたどる子どもの歌
平成30年1月10日(水)~4月1日(日)
どんぐりころころ どんぶりこ♪ あめあめ ふれふれ かあさんが♪
子どもの頃、童謡を歌い楽しんだ人は少なくないでしょう。
今でもそのメロディーを聞くと、子どもの頃の思い出が浮かんできます。
「童謡」という言葉は、大正7年(1918)創刊の児童雑誌『赤い鳥』で発表され、平成30年(2018)に100周年を迎えます。大正後半から昭和初期に広く歌われ、親しまれましたが、戦争がはじまると下火になってしまいました。戦後に新しい童謡が作られたり、色鮮やかな挿絵が添えられた子ども雑誌で再び紹介されると、隆盛期を迎えました。
こうして童謡は、学校や家庭において大人から子どもへ、時代や世代をこえて歌い継がれてきました。
今回は、児童雑誌に掲載された童謡やその音源を紹介していますので、ぜひ視聴してみて下さい。
『コドモノクニ』第9巻 第10号
(昭和5年10月)東京社
画・武井武雄
『ヨイオトモダチ』第4巻 第9号
(昭和18年9月)日本絵雑誌社
画・川上四郎
展示内容
【1】ポスター・ホームページで使用
- 『コドモノクニ』第9巻第10号(昭和5年10月)東京社 画・武井武雄
- 『ヨイオトモダチ』第4巻第9号(昭和18年9月)日本絵雑誌社 画・川上四郎
- 「歌う子どもたち」(昭和26年3月)東京都世田谷区 アメリカ・フレンズ奉仕団(AFSC)
- 『一年の学習』第9巻第8号(昭和30年12月)
【2】額展示(額7枚で展示)
- 『コドモノクニ』第9巻第10号(昭和5年10月)東京社 画・武井武雄
- 『少年倶楽部』第23巻第12号 附録(昭和11年11月)大日本雄弁会講談社 画・黒崎義介
- 『ヨイオトモダチ』第4巻第9号(昭和18年9月)日本絵雑誌社 画・川上四郎
- 『幼稚園ブック』第2巻第10号(昭和25年10月)学習研究社
- 『幼稚園』第6巻第1号 附録(昭和28年4月)小学館 絵・大日方明
- 『一年の学習』第9巻第8号(昭和30年12月)学習研究社
- 「歌う子どもたち」(昭和26年3月)東京都世田谷区 アメリカ・フレンズ奉仕団(AFSC)
【3】ケース展示(ガラスケース3台で展示)
- 『コドモノクニ』第9巻第10号(昭和5年10月)東京社
「キューピーピーチャン」作・野口雨情 画・深澤省三
- 『少年倶楽部』第23巻第12号 附録(昭和11年11月)大日本雄弁会講談社
「からたちの花」北原白秋 画・安泰
「叱られて」清水かつら 画・安泰
「婦人従軍歌」加藤義清 画・嶺田弘
- 『ヨイオトモダチ』第4巻第9号(昭和18年9月)日本絵雑誌社
「ヒカウキ」謡・都築益世 画・初山滋
- 『幼稚園ブック』第2巻第10号(昭和25年10月)学習研究社
「どんぐりころころ」え・鈴木壽雄
- 『よいこのくに』第1巻第2号(昭和27年6月)学習研究社
「あめふり」作詞・北原白秋 作曲・中山晋平 え・林よしお
- 『幼稚園』第7巻第1号(昭和29年4月)小学館
「きしゃぽっぽ」うた・富原薫 しゃしん・浜康雅
- 『一年の学習』第9巻第8号(昭和30年12月)学習研究社
「たきび」作詞・巽聖歌 作曲・田村虎蔵 え・若菜珪
【4】SPレコード(試聴機)
No. | 曲名 | 歌手(代表者のみ) | 作詞者 | 作曲者 |
1. | キューピーピーちゃん | 平井英子 | 野口雨情 | 中山晋平 |
2. | からたちの花 | 伊藤武雄 | 北原白秋 | 山田耕筰 |
3. | 叱られて | 川田孝子 | 清水かつら | 弘田龍太郎 |
4. | 婦人従軍歌 | キング女子愛国合唱団 | 加藤義清 | 奥好義 |
5. | どんぐりころころ | 伴久美子 | 青木存義 | 梁田貞 |
6. | アメフリ | 佐々川浩子 | 北原白秋 | 中山晋平 |
7. | あの町この町 | 平井英子 | 野口雨情 | 中山晋平 |
8. | 兵隊さんの汽車 | 斉藤達雄/大久保澄子 | 富原薫 | 草川信 |
9. | 汽車ポッポ | 川田正子 | 富原薫 | 草川信 |
10. | たきび | 近藤圭子 | 巽聖歌 | 渡辺茂 |