昭和館ではアメリカの公文書館から継続的に資料を収集し、公開しています。今回は新たに入手した写真資料748点の中から米軍キャンプ内で撮影された写真をご紹介します。
今から75年前の昭和20年(1945)8月15日に日本は終戦を迎えました。同年9月2日にミズーリ号上で降伏調印が行われ、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)による占領が始まり、戦後日本はGHQのもとで様々な民主化政策や経済復興が進められました。
その後占領期は約7年間続き、昭和27年4月28日にサンフランシスコ平和条約が発効されて日本は主権を回復します。それと同時にアメリカと日米安全保障条約が締結され、引き続き米軍キャンプを国内に存続させる協定が結ばれました。
紹介する写真には、昭和20年から30年代の日本各地の米軍キャンプで、日本文化に親しむ米兵や共に楽しむ日米の子どもたち等、日米交流の様子が写し出されています。5階の映像・音響室では、米国立公文書館から新たに入手した全ての写真を閲覧することができます。いずれも初公開です。
「米軍キャンプ内にある購買部の売店」
日本土産の人形を見ている米軍看護師。
福岡県福岡市
昭和27年(1952)9月9日
【1】額入りで展示(写真8点)
【2】ケース展示(歌詞カード1点・SPレコード2点)