昭和館

資料公開コーナー

第89回新収蔵資料紹介「大野修一撮影写真 復興へ 岐阜・愛知」

令和5年7月1日(土)~9月30日(土)

長良橋通りを歩く女性と子どもたち

岐阜県岐阜市 
昭和25年(1950)
大野修一撮影

 昭和館では、昭和10年代から30年代の写真を多く収蔵しています。今回は令和4年度に寄贈された資料の中から、時事通信社名古屋支局の記者であった大野修一氏が昭和24年(1949)前後に撮影した作品をご紹介します。
 写真の多くは当時大野氏が家族で暮らしていた名鉄新岐阜駅(現 名鉄岐阜駅)の周辺で撮影されたものです。終戦間もない昭和23年(1948)から昭和25年(1950)という復興期に撮影された写真には、昭和20年(1945)7月9日の 岐阜空襲で焼け野原となった街が急速に変容していく様子や、そこに暮らす人々の活気が写し出されています。
  5階の映像・音響室では、大野氏が撮影した全300点の作品を新たに公開いたします。展示で紹介する岐阜・愛知の写真だけでなく、大阪、京都、名古屋などを撮影した写真も数多くご覧いただけます。

展示内容

【1】額入りで展示(写真8点)

  1. 「新岐阜駅前を歩く米兵たち」(岐阜県岐阜市・昭和24年(1949))
  2. 「笑顔の女の子」(岐阜県岐阜市・昭和24年(1949))
  3. 「正月の大和屋」(岐阜県岐阜市・昭和25年(1950))
  4. 「長良橋通りを歩く女性と子どもたち」(岐阜県岐阜市・昭和25年(1950))
  5. 「工事現場で砂遊びをする男の子」(岐阜県岐阜市・昭和25年(1950))
  6. 「新岐阜駅のホームから撮影した『新岐阜小路』」(岐阜県岐阜市・昭和25年(1950))
  7. 「抗議ストライキを行う人々」(愛知県清須市(推定)・昭和24年(1949))
  8. 「観客に囲まれるインド象」(愛知県名古屋市・昭和24年(1949))

【2】映像上映

展示作品に関連した映像を公開(上映時間:約3分30秒)

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