この企画展は令和6年12月18日~12月27日に開催され、好評の内に終了しました。
昭和館では、常設展示室において「戦中・戦後の国民生活上の労苦」に係る歴史的資料を展示しております。
また、このような実物資料を活用した展覧会を各地でも開催してほしいという要望があり、平成13年から各地で実施してきたところ、このたび関係機関、各位のご協力をいただき、令和6年度は京都府において開催する運びとなりました。
本展では、戦争がもたらした苦難や昭和の人々のくらしぶりを、当時の京都府の写真や実物資料を交えて紹介します。
タイトル | くらしにみる昭和の時代 京都展 |
会期 | 令和6年12月18日(水)~12月27日(金) |
時間 | 午前10時~午後5時 |
会場 | 京都市勧業館みやこめっせ 特別展示場(地下1階) |
所在地 | 京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1 |
入場料 | 無料 |
主催 | 昭和館 |
協力 | 一般財団法人京都府遺族会および日本遺族会第3ブロック |
後援 | 京都府、京都府教育委員会、京都市、京都市教育委員会、京都新聞、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、読売新聞京都総局、NHK京都放送局、KBS京都、エフエム京都 |
詳細 | 【京都府開催】チラシ |
国民精神総動員運動の周知を目的として発行されたポスター。京都画壇の竹内栖鳳が手掛けた。
昭和12年(1937)
防空演習の実施にあわせて、ラジオで防空ニュースや講演などの特別番組が放送されることを知らせるチラシ。
昭和12年(1937)7月
戦後、暫定教科書が出来るまで使用されていた教科書。戦中の教科書から軍国主義的な内容や、民主主義に反する部分を墨で塗りつぶした。
昭和20年(1945)から昭和21年
昭和39年10月10日に国立霞ヶ丘競技場で行われた開会式の入場券。東京オリンピックの開催は、戦後の焼け跡から出発した日本国民にとって復興の象徴となった。
昭和39年(1964)10月
版画に描かれた京都
昭和館の所蔵資料の中から、京都府にゆかりのある画家や、京都の街並み・風景が描かれた版画を紹介します。
京都府出身の版画家である徳力富吉郎・浅野竹二・麻田辨自が制作した創作版画集『新京都風景』全12点のうちの1点。大丸美術部から限定100部で出版された。
浅野 竹二
昭和5年(1930)
昭和6年から制作を始めた『新京名所』12点のうちの一つ。河原町三条から丸太町方面を望む。描かれている教会は、明治23年に建てられたカトリック河原町教会の聖ザビエル天主堂。
浅野 竹二
昭和9年(1934)
昭和館 京都ポスターコレクション
広告・告知・宣伝を目的として制作されたポスターが昭和館には3,500点以上所蔵されています。その制作意図はさまざまで、商業広告、国策宣伝、公共広告などあらゆる場面でポスターが登場し、国民生活に浸透していたことが垣間見られます。
本展では、昭和館ポスターコレクションの中から、京都府にまつわるポスターを紹介します。
小野竹喬や土田麦僊など、京都出身の日本画家らが創設した国画創作協会の展覧会ポスター。
デザイン:川島理一郎
昭和3年(1928)
従来、全国で実施されていた観光祭が昭和13年に観光報国週間へと名称が変更された。国民精神総動員運動の一環として、愛国心を養うため郷土の美化運動などが行われた。
昭和13年(1938)
浜村淳さん オーラルヒストリー
京都市出身の浜村淳さんが戦中・戦後の体験を語ったオーラルヒストリーを上映します。
【浜村淳(はまむら・じゅん)プロフィール】
昭和10年(1935)1月10日、京都市生まれ。
大学在学中からジャズ喫茶の司会やラジオ番組のDJを務め、大学卒業後の昭和30年代よりテレビやラジオのパーソナリティとして活躍。
昭和49年にはじめたラジオ番組「ありがとう浜村淳です」は、今年で50周年を迎えた。
お問い合わせ
〒102-0074 東京都千代田九段南1-6-1 昭和館学芸部
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