写真展は終了しました。
日本が戦後の復興を進めていた昭和23年(1948)7月にジェラルド・ワーナー(Gerald Warner)が来日しました。
彼はGHQ外交局の幹部将校で、25年5月まで東京で勤務し、その1年余り日本に滞在して、妻リラ(Rella Warner)とともに各地を巡り、街や人びとの様子をカメラに収めました。その写真は現在ラファイエット大学スキルマン図書館が所蔵し、日本国内のものだけで560点を超え、昭和館はその内の約290点を複製し収蔵しています。
終戦から40年後、『毎日グラフ別冊 ニッポン40年前』(毎日新聞社)の特集で、戦後の日本を撮影した一人としてワーナー氏を紹介し、「戦後の日本のめざましい復興ぶり、そしてわずか一時代でかつての友好国や敵と経済上のライバルとして肩を並べるまでになったことには驚いている。日本の復興・発展ぶりは、われわれ(日米)の相違のギャップを埋めるための平和的解決をみつけだすことの大切さを改めて強調するものだ」という寄せられたメッセージを載せています。滞在中、彼は戦後日本のめざましい復興と発展のきざしを感じながらカメラを手にしていたのでしょう。その写真には、終戦後の焼け跡や、廃墟の中での生活から抜け出し、活気ある日常生活を取り戻しつつある人びとの姿が写し出されています。
今回は、これらの写真の中から42点を厳選して紹介します。
5階映像・音響室では約290枚のラファイエット大学スキルマン図書館の写真を検索端末でご覧いただけます。
会期 | 平成29年9月16日(土)~12月17日(日) |
会場 | 昭和館2階ひろば |
入場料 | 無料 |
詳細 | 「カラー写真が伝える復興・発展のきざし-占領下の日本-」チラシ |
お問い合わせ
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