写真展は終了しました。
日本は、昭和20年(1945)8月15日に終戦を迎え、人びとは焼け跡の中から戦後の一歩を踏み出すことになりました。
空襲におびえる毎日はなくなりましたが、国内の物資不足は、深刻さを増し、人びとの暮らしは一層苦しいものになりました。戦中から配給制度が引き継がれましたが、物資不足から遅配や欠配が頻発し、都市部では多くの餓死者が出ました。街は空襲などで家族を失った戦災孤児たちであふれ、残飯をあさったり、物乞いをしたりして食いつなごうとする姿が見られました。
このような日本の危機に、アメリカのアジア救援公認団体LARA(ララ※)から日本へ、食糧、衣類、医薬品、雑貨など大量の救援物資が届けられました。これが「ララ物資」と呼ばれました。
今回の写真展では、当館がアメリカ・フレンズ奉仕団より入手したララ物資関連の貴重な写真を中心に紹介いたします。
LARA=Licensed Agencies for Relief in Asia
会期 | 平成28年9月17日(土)~12月25日(日) |
会場 | 昭和館2階ひろば |
入場料 | 無料 |
詳細 | 「ララ物資 ~太平洋を渡って差しのべられた救いの手~」チラシ |
お問い合わせ
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