写真展は終了しました。
春の訪れとともに行楽シーズンが到来しました。家族や友人と旅行を楽しむ方も多いのではないでしょうか。
昭和初期になると、鉄道の電化が進められ、交通網が発達していきます。昭和5年(1930)には国際観光局が設立され、観光業も成長を遂げていきました。しかし、戦時色が強まるにつれ、軍事輸送の増加で一般旅客を抑制するために、遊楽、買い出しなどの不要不急の旅の禁止や帰省旅行などが制限され、人びとは決戦輸送への協力を余儀なくされました。修学旅行も例外ではなく、昭和15年6月に文部省(現・文部科学省)から制限が通牒され、昭和18年に行われた記録を最後に中止されています。
戦後は占領軍輸送への調達に使用されるなど列車事情は大変な混乱ぶりでしたが、しだいに列車をはじめとする交通事情も回復し、人びとの生活が落ち着きを取り戻すにつれ、観光旅行も活発化していきます。
今回の写真展では、当館が収蔵する写真の中から、戦前から戦後を通して、47都道府県それぞれの観光名所や訪れた人びとの様子、駅、乗り物など、旅にまつわる様々な情景が写し出されている写真をご紹介します。皆さんの出身地や訪れた場所など、思い出の地の昭和の情景に出会えるでしょうか。昭和館周辺の咲き誇る桜とともにお楽しみください。
会期 | 平成31年3月16日(土)~5月6日(月) |
会場 | 昭和館2階ひろば |
入場料 | 無料 |
後援 | 千代田区 千代田区教育委員会 |
詳細 | 昭和館開館20周年特別写真展「昭和に出会う旅—47都道府県をめぐって—」チラシ |
お問い合わせ
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