写真展は終了しました。
今年の5月1日、時代の節目を迎えました。元号は「令和」へ変わり、「昭和」と同じ「和」の文字が入ったことでも話題になりました。
昭和時代の幕開けは、第一次世界大戦後の反動不況や関東大震災などによる被災で、経済状況 は芳しくなく、重苦しい雰囲気に包まれていました。
昭和12年(1937)に始まった日中戦争を機に生活のあらゆる面で戦意高揚がはかられ、経済統制も厳しさを増していきました。さらに、16年12月に太平洋戦争が始まると、生活はますます窮屈になり、人びとは我慢を強いられる苦しい時期を過ごしました。
空襲などにより多大な被害と犠牲者を出した戦争は、20年8月15日に終わりました。人びとは廃墟と化した中から復興に向けて歩み出し、約7年間にわたった占領期を乗り越え、30年代になると「もはや戦後ではない」の言葉に象徴されるように日本経済は急成長を遂げていきました。
新しい時代を迎え、遠い時代になりつつある激動の昭和、本展では戦中・戦後の移り変わりを「子どもの世界」「装い」「乗り物」「話題となった出来事」をテーマに当館が所蔵する写真から振り返ります。
大きく変化を遂げた戦中から戦後の写真を通して、その時代の空気を感じていただければ幸いです。
会期 | 令和元年9月14日(土)~12月15日(日) |
会場 | 昭和館2階ひろば |
入場料 | 無料 |
後援 | 千代田区 千代田区教育委員会 |
詳細 | 昭和館開館20周年記念写真展「昭和の世相~写真が語る戦中・戦後~」チラシ |
お問い合わせ
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